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病気の予防

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病気の予防

  • 病気の知識について

    近年、飼い主さんの意識や知識の向上や獣医学の発展、ペットフードの普及・進化などにより、ペットの平均寿命は飛躍的に伸びています。しかし、予防や治療が出来ない病気はまだまだあります。だからこそ、予防出来る病気はきちんと予防してあげて、ペットが少しでも元気で長生きできるようにしてあげましょう。

食事管理

食事で最も大切なのは、栄養バランスです。必要な栄養素をすべて満たすことのできる「総合栄養食」と表示のあるフードと、新鮮な水だけで栄養的には十分です。フードは、年齢、生活習慣(運動量が少ないなど)、体質など、色々なタイプの物がありますので、ペットに合った物を選びましょう。選び方が分からない場合は、お気軽にご相談ください。 おいしそうに食べる顔が見たくて、ついおやつをあげてしまう飼い主さんも多いでしょう。また特に犬の場合、しつけのごほうびにおやつをあげる方も多いと思います。おやつをあげること自体は決して悪いことではありませんが、その質と量が問題になることがあります。まず、あげる量は1日の摂取カロリーの10%以内が良いといわれています。おやつをあげた分主食は減らします。また、塩分や脂肪分の多い物、人間の食べ物はあげないようにしましょう。

ワクチン

ワクチンには混合ワクチンと狂犬病ワクチンがあります。 混合ワクチンで、たくさんの怖い伝染病を予防します。これらの病気の多くは、犬同士または猫同士直接的な接触がなくても、空気感染などで感染しますので、お散歩であまり犬に出会わないわんちゃんや、完全室内飼育の猫ちゃんにもワクチン接種は必要です。混合ワクチンは成犬、成猫になっても、年1回の追加接種が必要です。また、この機会に健康診断もぜひ受けましょう。 狂犬病ワクチンは、3か月齢以上の犬に、法律で義務付けられています。狂犬病は日本では50年以上発生していませんが、日本の周辺国を含めて世界じゅうで発生しており、日本にも侵入してくる危険性は十分にあります。犬の飼い主さんは、毎年必ずわんちゃんに接種しましょう。

フィラリア予防

フィラリアとは蚊によって運ばれる寄生虫で、犬の体に入るとゆっくり成長し、最終的には心臓にそうめんのような成虫がたくさん心臓に住み着きます。そして気付かないうちに病気が進行し、徐々に咳や食欲不振などの症状が現れ、放っておくと死に至ります。 毎年、春から初冬にかけて1ヶ月に1回予防薬を飲むことで感染を防ぐことが出来ます。予防薬はフィラリアに感染している犬が飲むと重篤な副作用を起こすことがあるので、必ずシーズンの初めに血液検査で感染の有無を確認してから処方します。またこの薬は、予防薬という名前ですが、フィラリアが体に入らないようにバリアをする薬ではなく、実は1ヶ月以内に体内に入ったフィラリアを退治する駆虫薬です。そのため、蚊を見なくなってからさらに1ヶ月後に投与する必要があります。涼しくなると投与を忘れてしまう飼い主さんも多いのですが、そのためにフィラリアに感染してしまうかわいそうな犬も多いので、必ず獣医師の指示通り最後まで飲ませてください。

ノミ・ダニ予防

お散歩で草むらに入ったり、野良ネコが庭に侵入したりすると、ノミやダニが体についてしまいます。これらの寄生虫は、血を吸うだけでなく、皮膚炎の原因になったり、さまざまな病気を運ぶことがありますので、ぜひ予防してあげましょう。 クリニックでは、犬や猫の背中につける液体タイプと、飲む錠剤タイプの2種類の予防薬を擁しています。どちらも予防効果が高く、同時に安全性も高いので、安心してお使いいただけます。

避妊・去勢手術

アメリカでの調査で、避妊・去勢をしているペットの方が、していないペットに比べて平均寿命が長いことがわかりました。避妊・去勢手術によって、オスでは精巣腫瘍、前立腺疾患、肛門周囲腺腫など、メスでは子宮蓄膿症、乳腺腫瘍などの病気を予防することが出来ます。 また、オス犬のマーキングやオス猫の尿スプレー、徘徊、オス同士のメスを巡る喧嘩などのオス特有の行動を軽減することもできます。 悲しいことに毎年たくさんの犬や猫が自治体に引き取られ殺処分されています(平成20年犬82464頭、猫193748頭、環境省統計資料より)。病気の予防はもちろんですが、望まれずに生まれて不幸になる犬猫を減らすためにも、ぜひ避妊・去勢手術を受けましょう。

歯みがき

犬や猫には虫歯はほとんど見られませんが、3歳以上の犬猫の80%以上が歯周病にかかっていると言われています。歯周病になると、口の中の痛みや口臭が見られ、重症になると痛みで食事が出来なくなったり、歯が抜けたり、あごの骨がもろくなって骨折することもあります。さらに、口腔内の細菌は血液の流れに乗って、腎臓や肝臓、心臓など全身の臓器に運ばれて、様々な病気を引き起こすことがあります。 歯みがき効果のあるフードやデンタルガム、デンタルリンスなどもある程度は歯周病予防に役立ちますが、それだけではなく、ぜひ歯みがきを毎日の習慣にしてあげましょう。 ただし、すでに歯周病になっていたり歯みがきを嫌がる場合は無理して歯みがきせずに、ご相談ください。 当院では歯みがき指導も行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

マイクロチップ・迷子札・鑑札

マイクロチップは直径2ミリ長さ8~12ミリの電子標識器具で、外側は生体適合ガラスで覆われています。これを犬猫の背中側の皮下に注射器のようなもので埋め込みます。痛みは通常の注射程度で、動物の体には負担がかかりません。それぞれのチップには、世界で唯一の15桁の数字(番号)が記録されており、この番号を専用のリーダー(読取器)で読み取り、身元を判別します。

マイクロチップは1度埋め込めば生涯外れることがなく、専用のリーダーは保健所などにあるので、地震や事故などで迷子になった時に保健所などで保護されれば身元が判明し、飼い主さんの元へ戻る確率が高くなります。

ただし、リーダーがない場所で保護される可能性もあるので、迷子札や犬の鑑札なども併用しましょう。

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